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和のテイスト

 子ども達と劇場版「 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」・「魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁」を見に行きました。ここ何年か、日曜朝はスーパーヒーロータイム(戦隊ものと仮面ライダー)とプリキュアなどの美少女ものが我が家のテレビを占領している。美少女ものはそうでもないが、スーパーヒーロータイムの戦隊ものと仮面ライダーについては、今年のシリーズでとうとう私も童心にかえってすっかりはまってしまったのである。1度だけ失敗してしまったが、ビデオに撮ってまで欠かさず見ている状態である。マジレンジャーは単純明快な青春スポ根な少年ジャンプ的な内容で感動するし、仮面ライダー響鬼は昨年までの若くてイケメン路線から渋い細川茂樹が主役を務め、和風な仮面ライダーという異色な設定で、昔の仮面ライダーアマゾンを彷彿とさせる(わからない人ごめんなさい)。
 とにかく敵として出てくる魔化魍(まかもう)というのがツチグモだとかイッタンモメンだとか日本の妖怪のようなものなのだがそのデザインがなかなか和のデザインで面白い。今回の映画にも”おろち”が登場したのだが、オールCGながら迫力ある造形で龍とキリンビールの麒麟を足して2で割ったような感じで子ども達もおっかながっていた。
 歌舞鬼(かぶき)という左右非対称の鬼も出てきてやっぱりこれも日本的だなと思って見させてもらった。
 持田ひとみ役の子が明日夢に「お願いがあるの。私の食べられるところ見ないでね。」と泣きながら訴えるシーンはホロッときてしまいました。子どもの映画だと思っていたがなかなか侮れない。日本独自の美や造形を感じながらも楽しめるが、子どもの頃にゴレンジャーや仮面ライダーを見ていた世代にはお勧めの1本である。
by nobuhiroshow | 2005-09-10 21:11 | 日本の美術


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