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千歳の報告(その39) 函館

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千歳の報告(その39) 函館_e0040515_528168.jpg函館:光る風鈴と思ってくれたらいいと思います。電池と電球です。風で揺れると光るもの。結局何でかと言うと、いろんな力が子どもにつくのではないか。そのための一つとして紹介したいと思います。函館支部の方では、結局、図工美術という教科で知識や技術と同時に人間性を育てたい。だけど時数が削減。「だからつかないね」となったら意味のない教科でさらに削られる。選択にするとさらに生徒は触れないで終わってしまう。それを何とか防ぎたい。人間形成につながるものをと考えています。
 身近なものは共感しやすい。函館は風がよく通る。風を教材化したい。その中、風で揺れると光る照明がある。面白いなと飲み会で話した事がある。自分でもできないかなと考えて、試行錯誤をして作ってみた。釘、銅板、いろんな仕組みがある(4p)。アルミ板。銅板はすぐ錆びる。釘もあまり良くない。子どもに投げかけると見たことも聞いたこともない。作例を見せて紹介した。どこかはずれるようにしようや、始めるとこれと同じになってしまう。風で電気が流れて光ればいい。「学校の周りに飾られる姿を見たくないか」と投げかけたけれどもオリジナルな形は出てこない。このままではキット教材と同じになってしまう。それで、こんな題材を作ってみた。100円ショップから素材を選んで身近な素材を考えさせた。結果的に材料を集めてきた。ちりんちりんも気に入ったみたいで、鳴子も考えたり音にはしる子もいた。それもいいかなとやってみた。あと4時間で今10時間目。それもすごい多いですよね。電気については技術でやっています。子ども達はとにかくばりばりとやる。早く光る姿が見たい。よく使う道具は糸のことドリルです。基本的な材料は用意して、後は工夫してもらっています。子ども達と対話はあまりできない。ボール盤に危険性もあり。家庭状況もあり、学校に来られない子もいて久しぶりに来た子に勧めると、「ハンダ付けを進めて経験値上がるぞ」と話して折りかけの紙飛行機を置いていった。子ども達の情報交換がすごい。下位の子どもはあんまり。最後にみんなで飾ったときの光る姿がタイミングがばらばらでおもしろい。日中でもきれい。機能的な美しさがある。
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by nobuhiroshow | 2007-10-10 05:30 | 全道教研


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