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千歳の報告(その28) 十勝

十勝:去年の決議文を踏まえて考えていきたいと思います。鑑賞の授業としてやりました。「ゲルニカ」と「落ち穂拾い」です。子ども達はすごく好き。鑑賞の時間が大好き。「でもオレはヘタだから」という子もいます。でももっと好きになって自信を持ってほしい。我ながらの満足感を持たせたい。ゆっくりじっくり時間をかけて作品にも取り組んでいる。技術的な部分も少しずつ教えながら進めている。やはり教える部分は必要だと思う。制作過程での思いや工夫も大事にしながらも、私の授業のねらいもしっかり考えて進めている。技術の系統性もあるのではと意識している。「オーなるほど」と思える部分を大事にしながら進めて行く。生徒は真似すると「真似するな」と言うんだけれど、「真似されるのはすごいんだ」と話している。鑑賞は有名な作品を題材にして作者の意図やねらいを持ってもらったり、感動したり、共感したりいろんな事を思ってもらっていいのではと思っています。ゲルニカについては説明するまでもないのかなと思っていますが、前段「何が描かれているだろうね」と話しながら、交流してもらいます。それを経て「これはこんな絵なんだよ」と話しています。そして最後に感想を書いたりしています。何でゲルニカなのか。こういうご時世なので、人間は尊いものなので、自由や平和を大事にしてほしいということで選びました。ゲシュタポがピカソのところに押し入って「この絵を描いたのは誰だ」と言ったときに「あなたたちだ」と言った話を聞いた。落ち葉拾いの方もミレーの人を紹介しながら、未亡人の事を話して感じてもらっています。評価はしていません。必要性を感じていないし。受け取る側は別な問題なので、必要ないと思います。

〈補足〉レポートタイトル『鑑賞の授業 〜ゲルニカと落ち穂拾いの実践から〜 』
by nobuhiroshow | 2007-10-09 07:03 | 全道教研


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