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千歳の報告(その16) 札幌

千歳の報告(その16) 札幌_e0040515_7302117.jpg札幌:25周年の行事もあり、子どもに向きあうより、事務仕事が増えていて本末転倒しています。組合教研にも集まれない。支会教研。支部教研という流れですが、東支会では教科の分科会がなくなっています。直接支部教研です。10年前なら学校行事をずらせましたが、今はそれができません。前期後期制もやっていますが、2期4節として動こうとしています。そんなわけないだろうと思います。多忙な状況の攻撃の結果。社会の矛盾に目を向けさせたい。図工は人間教育。子どもの実態は持ち上がりで28名になりました。休み時間には鉄棒や縄跳びなどしますが、すぐ疲れます。低体温の子もいます。体も硬い。前屈してもつま先に触れられない。段々とおかしくなっている。不審者対策で集団下校も多い。担任も付き添っている。西区で起きれば東区もやり、教師が不安を煽っている。2年生になってから集団下校訓練もしていましたが、地域も関わってやっています。お年寄りも腕章つけてやってくれる。それを見ると子どもは怖がる。心配してもらってお年寄りが自発的に後ろを見守ってくれる。子どもは不安がる。子どもは1m歩くと周りを見回す。 最初の頃は絵を描けない。積極的ではない。黒でガーッとやる子もいましたが、描けないという声は2年生になってなくなってきた。『スイミー』の学習が国語であり、「スイミー描きたくない?」と聞くと「描きたい、描きたい」となって、去年は堅かったんですが、自主編成で取り組んでいます。2年生になっても好きなことを描いてもらったりして、ああだこうだ言いながら描いていいなあと思っています。三角形にはさみで切るのができない。何度もやってできるようになる。『2本の糸でスイスイと』。これも時間かかりました。6頁です。特にこの子、自分を描くときに耳と顔を描かない。実際に外に行って描いてみようとするとヒマワリらしいものを描いてくれました。風がびゅうびゅう強い日でしたが。1年生の時はくさいといって描かなかったんですが、2年生になるいろいろ発見して描いてくれました。教室で描いたんですが、土も描いたりしました。本物の色ということで、近い色を混ぜてやるといいということで。新聞紙ちぎってボンドでやりました。次の日筋肉痛。作品のまとめをやっています。教師は教えることをしっかり持って当たるべき。普段できないこともありますが。

〈補足〉レポートタイトルは『子どもを育てる図工の学習をめざして』
発表では作品のまとめについて、あまり触れられていませんが、レポートでは学年が終わるときに図工で取り組んだ平面作品を色画用紙の台詞に絵本の様に貼って、粘土や工作の作品は写真に撮って貼っている。出来上がった作品のまとめを子ども同士で見合ったり、保護者との懇談会においても子どもの成長を語り合っている。『「子どもの作品を大事にすることで、子ども自身や子どもの成長を大事にする」ということを教師と子どもと保護者で共有している。』
by nobuhiroshow | 2007-10-08 07:38 | 全道教研


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