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千歳の報告(その15) 低学年の発表 留萌

1日目の昼の部です。

司会B:発表会ではないので、時間でまとめてください。一通り読んであると思っています。8分で発表してください。8分たったらコールします。コールされたらでは速やかに終わらせてください。まずは小学校低学年から始めます。

千歳の報告(その15) 低学年の発表 留萌_e0040515_652416.jpg 留萌:自分は図工を教えるのが苦手だなという思いがあります。初山別村のサークルでも「難しい」、「苦手」という声が上がる。誰でもできる実践を研究しようとまとめました。別冊資料で留萌市の実践。特に工作と自画像、特別支援の5年生の実践。4年生の『○○の卵を作ろう』という実践。石膏で卵を作る。材料がないので明日だったら実物を見せるできましたが、卵を作ってその中から生まれてきたらいいなと思ったものを紙粘土で作る。ペットボトルに石膏を入れて膨らませた風船に入れる。そうすると風船の形に石膏が固まる。風船をバンッと割ったらいろんな色の卵ができる。沢山入れたらガチガチの卵。その素材に魅力に惹きつけられました。卵を見つけてその中から生まれてほしいものを作りました。子どもたちの顔が明らかに嬉しいなという姿が印象的でした。石膏は中学校で型を取るというものかと思っていましたが、小学校でも有効だと思いました。カラーだととてもいいものだと思いました。
 写生についての教師の実践研究で、ショベルカーの写真を渡す。大人なら写真と同じ構図を考える。「聞き手はどっちですか」と聞かれて「右です」と答えると、「それでは聞き手の逆で描いてください」と下絵を描かせて絵の具で着彩してもらった。小学生低学年では不器用なのでこんなものだとわかる。それをわかると、「まっすぐに線を引け」とか簡単には言えない。子どもはできないんだというのがわかる。色についても、はみ出さずにとか注意させるけど、たのしいからはみ出してしまう。大人の感覚で進めない様にすると、心の底から描くことを楽しんで描いて、はみ出しも気にしないように言うことが良かったのかと思いました。子ども達の姿、本当に喜んでいるのかなということを話し合いました。いいか上手いではない。許容を広く考えます。今後は誰でも使える実践とか、工夫した題材を入れていける教育課程が必要だと思いました。

〈補足〉レポートタイトルは『つくるよろこび 夢広がる造形教育 〜授業実践・実践研修を通して〜』です。
2日目にこの先生が会場で実践してくれました。写真は、その卵です。
レポートよりの補足です。まず、子ども達に○○の卵を拾ったら?と想像してもらいます。石膏で卵を作り、オリジナルストーリーを考えてもらいます。そのストーリーにあった色を卵につけて、最後に卵から生まれた生き物を作ります。

〈卵を発見! そこから生まれた生きものは・・・?〉 オリジナルストーリーの一例
性格は意地っ張りで足が速い恐竜が生まれた。4年生のみんなは卵を持っていた。生まれた生き物で障害物レースをした。ぼくの恐竜は4位だった。恐竜と散歩をしたり、鬼ごっこをして遊んだりしてあげた。恐竜は喜んでくれた。一緒にいる毎日が楽しかった。この生活が続いてほしいなと思った。いろんなことをして遊んだ毎日が楽しい!(本当だったらなぁー)
by nobuhiroshow | 2007-10-08 07:08 | 全道教研


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