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写生はじめました

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 今年は時間割の関係で例年より1ヶ月早い時期からスタートすることになった写生。旭川のはずれであり、高台である地形の利点を生かして描く見下ろした風景。見下ろすと伸び始めた稲の姿や隣町の鷹栖町の町並みが目に入る。現在の時間割では2時間連続の授業に設定されているので、2週に渡って外に写生に行き、後は写真などをもとに制作を続ける。例年は早くても7月から取り組んでいたのだが、週2時間だと進行も早く6月中旬から外に出ることが可能になった。そのため、田んぼの水面の反射が見えるところに稲が伸び始めている風景を早いクラスは描くようになる。同じポイントでもちょっと時期が変わるだけで、風景が変わってくる。自然の変化はすごいなと感心させられる。
 用紙は16つ切りのコットマン。鉛筆による下描きのあと、付けペンで線の仕上げをして透明水彩絵の具で着彩して完成させる。
 第1回目の写生では、全員分の写真をとりながらの授業なので、ゆっくりすることはできないが、2回目の授業ではゆったりと生徒達と対話しながらの青空授業となる。自然が豊富な春光台。鳥の鳴き声を生徒と聞きながら「あれ何の鳥だろう?」、「あれはトンビだよ」と生徒に教えられたり、路面に張り付いているカタツムリを観察して呼吸するときに口?の大きさが変わったりなど、余計なことかもしれないが現地でしか味わえない雰囲気や思いの一つとして体に残していきたい。目に見えるものだけを描くのではなく、何かそんなものがこもった絵になってほしい。
by nobuhiroshow | 2006-07-13 05:51 | 表現


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