第1グループの発表
千葉(小):今は物が沢山ある。物を大切にする機会が足りない。親が手伝ってくれて体験が少ない。自分で味わって感性を育てる機会が減っているので、図工でそこを育てたい。感性を豊かにさせたい、感性を表現する仕方を学んでいきたい。五感を使った活動をすれば感性を磨ける、小さな工夫を続けていけば、イキイキと表現するようになる。子ども達は人それぞれ経験が違う。いろんなことをさせている幼稚園もあれば、全然していない子もいる。それが一つの小学校に来る。体の中にいろんな活動をためて、表現させたい。砂の町を作ろうというのがその仮説1の取り組みです。はじめはここに砂の城を造っていましたが、その遊びがつながっていって、作ろうという意欲が大きく生まれてきた。手や足や耳やその他の五感を生かしたいと思ったので、泥となかよしになろうという取り組みをしました。「土を触るんでない」といわれている子ども達ですが、喜んで活動しました。ノリを入れて紙の上に泥で絵を描かせると、「むにゃむにゃになった」などと、体験しなければ味わえない音に表現することもできた。そこで顔を描く活動につなげた。顔を描くのが嫌だという子どもに、その手だてが必要だと思って見させた。小学校1年生の10月でも顔が描けた。子ども達の表現は鍛えることによって出すことができる。自信を持って生きていくために必要。 補足:レポートタイトル『五感を働かせた活動から、素材の良さを体得し、生き生きと表現するための工夫のあり方』。レポートでは小学校1年生の実践として紹介されていました。 神奈川(小):2年間にわたり図画工作科の研究をしている。良さを認めあえる取り組みを工夫している。作品に対して、解説を付けるのが自分ではなくて、周りの子、「かたちにしよう生きているイメージ」Aさんの作品のイメージは命だと思います。この作品の命はまだ小さいと思います。まだのびていないので子どもかなと思いました。いろんなことがありながら伸びていく。 心のつながりの手だてとして、2人組のペアとして、お互いに解説すること。表現の最中からお互いを見つけ合うことで深まると思います。 「つなげよう ひろげよう無限アート」 こちらでは、題名をつけさせた。いろいろ意見をもらいながら自分で題名をつける。自分では気づかなかった自分の良さにつながると思います。 図工を楽しみにする子が増えてきた。自信を持てるようになってきた。 補足:『図工・美術教育〜心の教育を目指した図画工作科の研究』というタイトルで、「心の教育」・「心のつながり」を目指した手だてを研究していました。 司会2:心の教育についてどのように進めていますか。 神奈川:分会としては塾に通う子が多いので、子ども同士が自己中心的な生活を送っている、そこで周りにも目を通わせていって、お互いに気づかせられるようにしたいと思っています。自分の作品に対して温かいメッセージをもらえたり、生の声、自分ではこう思っていたが、他の人からこんな風に見えるよと言われたことに対して自信をもらったりしている。 司会2:心のノートに対して分会では。 神奈川:取り組んでいません。 司会3:文部省の心の教育と重なっている点をどう意識しているのか。後で話し合いましょう。
by nobuhiroshow
| 2006-04-23 01:07
| 全国教研
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