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暫しのお別れ

子どものころは郷土博物館でした。
旭川に戻ってきたときには、彫刻美術館になってその後は深い付き合いになっていました。
1902年の建設なので100年以上この地にたっていた旧旭川かい(にんべんに皆 ※iphoneの入力ではでません)行社。当初は将校達の社交場として建設され、昭和天皇の来局の際にも行在所にも使用されたそうです。国の重要文化財にも指定されています。近くの小学校にとっては絶好の写生スポットとして毎年作品展には彫刻美術館の絵が出品されています。
その建物も老朽化が進み、ひびわれ、雨漏りし、床も傾いている状態でした。1月31日の展示を最後として、解体、修復となります。
数年間は見られなくなるので、先日の日曜日にお別れに行ってきました。
最後の展示は「彫刻の生命ー中原悌二郎没後90年・具象彫刻に灯す心」として、原点にもどった収蔵品の展示でした。普段2階の常設展示室にあるものが企画展の室にあるというのもなんだか新鮮でした。また、今回初めて見る、山内壮夫の『慟哭の碑』もいつもより大きなサイズで新鮮でした。
見終わったときには、喫茶コーナーの営業時間は過ぎていたので、マイブックにその場のスケッチを書きながら名残を惜しみました。
これから、収蔵品の彫刻は一旦、駅のサテライトなど様々な場所に展示されるそうです。今後の新しい展開も楽しみです。
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by nobuhiroshow | 2012-02-01 06:26 | 美術館


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