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絵の見方を考えるべきー教育美術展審査

毎年恒例の年前に行事、教育美術展の審査に参加した。
これで何度参加したことになるだろうか。
絵の見方は様々であることを改めて実感する。そしてとても貴重な勉強の機会になる。

札幌を中心に全道から集まった2万点もの作品を審査。
100点の奨励賞と、入選作品を審査の観点にそって見ていく。最初はグループで奨励賞候補、入選候補まで選び、それぞれ全体審査で検討しながら決定していく。この全体会審査が、絵の見方を学ぶ貴重な場となる。
幼稚園児、小学校1・2年、3・4年、5・6年、中学生とそれぞれ子どもの表現の特徴がある。
それを若い先生から、ベテランの先生、既に退職した達人ともいうべき方々で検討する。
選んだことにより、この作品を全道に奨励するという重い責任を感じているため、本当にこの作品を選んでいいのか時間をかけて話し合う。時には予定の時間をすぎても、意見を出し合いながら全体で確認する。
毎年行なう審査会。これまでの積み重ねによる、絵の見方の深さ、子どもの表現の読み取り方を全体会審査の中で今年も実感した。
今年はさらに、作品の題名を確認して子どもの思いをさらに読み取りながら審査を行った。やはり題名があると子どもの思いも読み取りやすくなる。
この審査会が、審査研修会になって数年経つ。各地域の図工・美術の研究団体から簡単に審査にきてもらえるようにという配慮からである。
私はまた来年も参加する予定です。この審査への参加者がさらに増えて、各地域の絵の見方を研修したいと考えている人に役立ってもらえればと強く思う。
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by nobuhiroshow | 2011-12-28 17:34 | 作品展


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