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片岡球子展鑑賞プログラム終了

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 全5日間の日程で行われた片岡球子展鑑賞プログラムが終了した。
   6月20日(日)は3校 59名
   6月26日(土)は4校 56名
   6月27日(日)は4校 50名
   7月 3日(土)は4校 67名
   7月 4日(日)は4校 54名
            計19校 286名の参加があった。
 旭川美術館の学芸員の方、教育大学の教授や学生さん、各美術部の顧問の先生、旭川市教育研究会図工・美術部の先生方の協力のもと、ギャラリートークやアートゲームなどのプログラム内容や運営面でも、どんどん進化していき、すばらしい事業として最後を迎える事が出来た。

 昨年の盛りだくさんだった進行から、内容を一新してシンプルに精選し、第2展示室の鑑賞などもゆったりと出来るようになった。

 鑑賞部会の教師も5名がギャラリートークを担当し、初めて出会う生徒と、いつもと違う美術館という環境で、本物の作品を使ってのギャラリートークというのが凄い勉強になったという思いがあるのではないだろうか?
 少なくとも私自身にとっては、3日間に渡って担当し計6回のギャラリートークは貴重な経験になっている。自分の担当以外のときに付いても、他の方のギャラリートークを見る事で絶好の研修の場にもなっている。
 教師を目指す学生さん達も、アートゲームを通して子どもとの触れ合いを重ね、教育現場で役立つ経験値を増やした事だと思う。また、ゲームの企画というのも、題材研究として意義のあるものである。

 最後に、やっぱり子ども達は凄いなというのがギャラリートークの感想である。
 雅楽を題材にした『幻想』。本当は別々の舞を1枚の絵にした片岡球子さんのねらいは、本来あり得ない舞楽の組み合わせから見る人に幻想を与えるのか? 片岡球子さんが幻想した世界を絵にしたのか? などと私としては予想していたけれども、子ども達の中には「演じている人が幻想した世界」であるとか「お互いに幻想しあっている」などと別の見方も出てきている。
 そこまで、多様な味わいのある作品であるということが、やっぱり作品の凄さであるし、そこまで考えるのが、子ども達の凄さなのだと思う。

 この秋はウルトラマンのワークショップが予定されている。
 この子達との再会が楽しみである。
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 5回目にして、とうとう5種類全部を集めた缶パッチ。アートゲームの景品として学生さんたちが作成したもの。結構中学生には好評でした。
by nobuhiroshow | 2010-07-05 00:01 | 美術館との連携


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