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千歳の報告(その56) 今回の教研のまとめ

千歳の報告(その56) 今回の教研のまとめ_e0040515_5101058.jpg共同研究者A:
 心境としては、人前ではあがりませんが、段々頭が熱くなってきて、まるで新庄の最後のバッターボックスのようです。思いっきり空振りしよう !

 一番考えなければならないのは戦後何を奪ったのかを考えなければならない。私達は発展していない。それを捉えるべき。戦後の子ども達の絵です。21年の絵です。戦時中に19年、20年の絵です。その絵がどうしてこの絵に変わったのか。それがどうして今の身の回りの絵に変わったか。子どもの声があります。喜びがあります。見た人が、わー何か貧しいけれど生活の楽しさが伝わるし、みなさんの顔もほころぶものになると思います。戦後私達の先輩はこういう絵を描かせていました。戦時中も描きたくて描いた。子どもは洗脳されている。自分も飛行機に乗ってお国のためと思っていた。それが生活画になっていった。そのことを私達は忘れてしまったのではないか。生活画というのはもうない。学校でも描かせない理由は何なのか、アイロニーは何なのか。

千歳の報告(その56) 今回の教研のまとめ_e0040515_5114422.jpg 今回の教研で25年前の教研との違いを考えて、大きな違いは、みなさんは本心を語っていない。本当の学級の子どもの実態を語っていない。支部や支会の本当の話をここでしたか。建前論ではないのか。戦後の燃えるような思い出作っていった先輩達の美術教育が衰退しているのではないか。大きな原因は本音を語っていないのではないか。かつてはケンカもあった、誰かが集中的にやり玉に挙がった。翌日、晴れやかな顔で自己改革している人もいた。間違ってはいないがもっと本音が出ていいのではと思った。

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# by nobuhiroshow | 2007-10-11 05:12 | 全道教研

千歳の報告(その55) 好きだといえる実践を

千歳の報告(その55) 好きだといえる実践を_e0040515_523939.jpgT:日高では質問にも答えられずにいたのに選んでもらって、昨日は頑張りました。この土日を明日からに活かしていこうと思いました。
M:非常に共感出来ました。帯広の先生の言うとおり、いろんな先生が来てほしいなと思います。渡島からは傍聴も来ていません。サポートがいません。是非来年はオレが傍聴すると言っておこうと思います。そして、できるできないじゃなく好きだといえる実践を、題材を本当に感動できる、心を揺さぶれるものをやらなくちゃなとと思いました。どう広げるかをよく考えて、今まで人任せな部分があって、自分からやっていこうと、わからなかったら聞けばいいと一歩踏み出せばいいと思いました。
A:年々参加者が支部教研で少なくなって、こんなに全道で絵が少なくなって基本は描画だと伝えてほしいと思いました。いつも完璧な仕事はできないので、それは認めて頂きたい。お互いに発展途上の指導方法で交流して、教科の柱を培っていけたらと思いました。
S:3日間ありがとうございました。沢山の仲間の代表の方の努力を再認識することができました。自分は一生懸命走ってきたつもりだったのに軌道がそれてしまったかなと思いました。若い先生にも学びました。私の中の根本は子どもとどう関わるかを主にしていますが、子どもの思いという部分においてもっと寄り添わなくちゃならないと思いました。大事なのは先々の未来感が、きっと親や教えを受けた先生も教えてくれたんだし、それを伝えなければと思いました。
P:新卒で北見にいたので、網走の先生の状況がわかりますし、日高の先生のように 自分は好きなのにと言うのもわかって、何年か通って良かったなと思いました。宝かなと思いました。
C:今回も刺激とやる気を沢山もらいました。
# by nobuhiroshow | 2007-10-11 05:02 | 全道教研

千歳の報告(その54) 2日間の感想とこれからの決意

千歳の報告(その54) 2日間の感想とこれからの決意_e0040515_456672.jpgここで正会員の選出についての説明と投票。

N:この2日間、良かったなと思います。 自分の考え方の変化のきっかけの場です。教育基本法改悪に対してもすごく心配しています。多忙化の中、基本法改悪反対せんべいも買わせて頂きました。みなさんはここには研究してここに来たと思いますが、子どもが減ったら美術の先生が一番先に切られていく。
F:子ども達に「何の教科が好き」と聞くと「図工」と言ってくれるので、この場でその理由がわかりました。
Q:勉強になりました。1年前まで、今年から組合に入って、管内に美術が一人しかいなくて、話せなく相談もできなく、教研で美術の先生がいるんだなと力が、勇気づけられました。すごく勇気が湧きました。ぜひ、経験豊かな先生がいろんな話をしてほしいなと思いました。
B:すごい好き勝手に話をさせてもらいました。来年は正会員で来ないようにしたいと思っています。いろんな人が正会員を地元で作ることが大切だと思いました。先生の数だけ実践があるのに、子どもの前でやってるはずなのにとも思いますが、その弱さを出せる場だと思います。
D:Uさんに言われてハウツーになってしまうと感動のないものになってしまう。いかに心をふるわせるかが大事だと思います。全国で言われたことで「縁がありましたらまた」と言ったら「縁はつなぐものでしょう」と言われました。みんな仲間です。頑張りましょう。
J:いろんな地域で頑張っている報告を聞けて、良かったです。
G:久しぶりに参加出来て良かったと思います。上川には上造研、旭川には市教研があり、難しい部分があって上手くやっていきたいと思います。
H:7,8年ぶりに参加させてもらって楽しかったです。支部教研ではレポート1本でどうしたものかなと思いましたが、勉強になりました。中教審の論議の中で「伝統と文化について各教科」でとあってなんのこっちゃと思いました。何年前かの全道教研で、言われましたが、表現するというのは人間の根元的なもの、美術の先生は抗わんと駄目ですよね。そこはゆるさんぞとやっていかないといけないと思いました。8500人の前に北教組が立つと。美術教師もいればなと思いました。
# by nobuhiroshow | 2007-10-11 04:56 | 全道教研

千歳の報告(その53) 上っ面が広まってるのでは

千歳の報告(その53) 上っ面が広まってるのでは_e0040515_442467.jpg司会B:旭川からは今回参加者が3人で今までの3倍になりました。そのことが大きい。
共同研究者B:できたら地元の新聞を使ってほしい。新聞社に取材に来てくださいと言ったら売名行為と思われるかもしれないが、旭川の学校の展示を見てくださいとか、いろいろできます。子どもも喜ぶし、記事が暗いじゃないですか。子どもを発信してほしい。子どもの姿を発信してほしい。
F:2日間、沢山聞かせて頂きました。留萌に帰ったら留教という新聞に感想を書く機会があり、集まる機会がありますのでやってみたいと思います。
T:いろんな先生の考え方とか実践を聴けて自分でもやってみたいと言うのもあるし、日高に戻ったら浦河町の先生方とこれからどうしようかと話したい。自画像とか上靴も小学校とか違っても、取り組んでみようという交流をしていたのでこれからもやってみたいと思いました。
M:とても勉強になりました。職場の中でという話がありましたが、持ち帰って飲み会で職場で、個人的な会議で広めたいと思います。来たい人来てくださいとやってみたいと思います。中学校で何やっているか見えていない。中学校でドライポイントでスルメをやっていた。それを後から聞きました。職場や小中の連携やスルメや地域の題材的な部分もありますが、渡島の学校間のつながりや感想も、読まなければ捨てられてしまう。何を伝えられたらいいのか。学習会などでも出しゃばるというわけではないですがやってみたいと思います。他の学校で何を描いているのかわかっていません。1年生から6年生から何を描いているのかわからない。それをわかっていた方がいい。そういった意味で調査やアンケートでも、そんなことやっているんだなというでも、つながっている意識を持てばいいなと思いました。

U:勉強させて頂きました。どう広げるか。自分では美唄は安田侃さんのお膝元なので、似たような作品を作っています。アルテピアッツア美唄で展示することができました。時期的に安田さんが来てくれたらと思っています。地域に広げることができそうです。卒業式でも文字を作品化して装飾して、冊子にしています。親も楽しみにしています。危惧している部分で、背景の話でヒマワリやにんじんとか、丹誠込めて収穫したものを絵にするのは良いと思うのですが、この手のものが出てきたのは7,8年前かなと思っていました。いつしか気がついたら作ったものや育てたものを目にするようになりました。それを見ても何も感動しない自分がいます。広める点で、上っ面の部分が広まっているのではと思っています。本来でも虫食いのトウキビとか、自分で引っこ抜いて泥だらけのにんじんもあるので、丹誠込めた花の虫に食われた葉っぱと描くかもしれない。背景は必要だったら描くだろうし、トンボが飛んでいてもいい。空知北の花火と虫の絵はいいなと思った。上っ面のある意味のものが広まっているのかもしれない。鑑賞もおかしい広まり方をしなければ良いなと思っています。
# by nobuhiroshow | 2007-10-11 04:43 | 全道教研

千歳の報告(その52) 各地の還流

千歳の報告(その52) 各地の還流_e0040515_4331012.jpgS:学校の参観日の親子行事で保護者と折り紙を作る場面がありました。それぞれの作るものが違う。親の作るもの、子の作るもの。上川の小学校に子どもを通わせている同僚の先生の話。それも参観日の話。椅子の上にものを置いて工作をした。オレ下手だから上手くできなかった。と父さんは言っていましたが、こんな気持ちで子どもはやっているのかなと思った(父さん)。同じ題材をする中で巻き込んでいく。同じ題材で親子対抗、と言ったら変だけど、子どもがやることを親もやるとか別個にやってもいいし、子どもが思うことを親も思う事ができるのでは。図工だけでなく周辺地域を巻き込むことができると思う。

H:なるほどなと思って聞いていました。還流については問題意識が希薄だと思っています。持ち帰ってどうするか希薄なんで工夫したいなと思っています。まずは職場から。隣の先生から。そこから広げることが必要。たとえば、文章化したり記録を広める事は一般的なんですか?
P:空知北では全教科、報告書にしなければならない。出来上がるのは厚み1cmの冊子。全分会員に配られる。何かのヒントになる。あと、赤平支会でも報告の機会がある。夜の飲み会で還流報告もある。ざっくばらんな話し合いもある。分会でも盛り上がる。
B:飲み会について、帯広市でも全員に配られる還流報告があります。戦術会議もある。
H:参考になりました。支会報で書こうと思います。
D:支部のまとめを出すから、原稿書いてくれと言うのがあります。長いものは読まない。プリント1枚。自分が心掛けているのが、分科会のメンバーに全員に出すようにしている。個人的に。読まないことが多い。それでポイントだけ。自分のなかで心に残った言葉。函館市内ではメール便がある。
B: 「『ハートでアート』を見てください。」とつけ加えてください。
(※ 恐縮です。ここまで言ってもらったのに、報告が遅くなって申し訳ありません)
# by nobuhiroshow | 2007-10-11 04:33 | 全道教研