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最後の授業『今の思いを表現しよう』

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 『こころのかたち』完成のあとに、1時間の授業時間が貰えた。
 そこで、初めての挑戦となる共同制作に取り組んだ。
 94cm×550cmの障子紙に「今の思いを表現しよう」というものだ。
 毎回授業の目標を黒板に板書するが、本日の目標は「ハートでアート」。
 最初は、大きな紙に戸惑いを見せるものの、誰かが始めると、たっぷりの絵の具と筆や刷毛を使って、どんどん思い思いの表現を進めていく。その場にいる全員で、この集団にしかできない作品が生まれればいい。そして表現することを最後に楽しんで中学校の美術というものを終えて欲しい。
 「あと5分。思い残すことないように。」、「作品は教室前の廊下に卒業式前貼っておくからね。」


 そしてできたのが、この作品。
 見事にそれぞれの学級の集団の個性が表れている。その日のうちに、廊下の天井に掲示すると、3年生が誇らしげに眺めていた。
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 1年間の付き合いしかなかったけれど、この子たちからもいろんなことを教えてもらった。
 北海道は、いよいよ公立高校の入試を迎える。試練を乗り越えて、立派に巣立って欲しい。
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by nobuhiroshow | 2016-03-03 02:50 | 表現 | Trackback | Comments(0)

こころってあったかいことに気づいた

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 3年生の抽象彫刻『こころのかたち』が完成して、改修された校舎の日当たりの良い廊下に展示した。
高麗石を彫って、抽象彫刻を制作する授業に取り組んで10年以上たつ。最初は勝手がわからなかったものの、糸のこで切断し、棒ヤスリで削り、木材用の彫刻刀で彫り、3Mのスポンジ研磨剤で丸め、缶の練ピカールで磨き、最後は手の平で磨く。手の平で磨くことを教えてくれたのは、生徒だった。その子の石は活きのいいイカ刺しのような輝きだった。
 今年も、そんな輝くこころの作品が出来上がった。その中のコメントに「こころってあったかいことに気づいた」生徒がいた。手の平で磨くと、摩擦で手の平が熱くなる。当然石も熱くなる。物理的な熱さに気づきつつ、そこまで頑張った自分の心の熱さにも気がついたのかもしれない。
 移動して1年目。生徒たちは先輩方が展示した見本を過去に見て経験もなく、イメージが掴みづらい中で、いろんなことを考えながら自分の考える「こころ」を作り上げた。
 作品を見ている先生に感想を尋ねると、「あの子たち、こんなこと考えていたんですね。」と語ってくれた。
 夢中になって取り組んだ思いは、やっぱり伝わるんだなとしみじみ感じた。
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by nobuhiroshow | 2016-03-03 02:20 | 表現 | Trackback | Comments(0)