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オープンなネットワーク部会

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 教育美術展の審査日に冬のネットワーク部会も行われている。
 北海道の各地区サークルからの部員が集まり情報交換を行うというものである。
 その発祥と盛り上がりの推移は札幌の湯浅先生のApple Storeでの発表で詳しく紹介されていたけれども、まだまだネットワーク部会の認知度は低い。
 ネットワーク部会が何をしている組織なのか、わかってもらうために、全道造形教育研究上川・旭川大会における夏のネットワーク部会で、別室でひっそりとネットワーク部会を行うのではなく、もっとオープンにみんなの見える場所で行ってはどうかとという提案がなされ、来年の函館の造形大会で実行しようということに決定した。
 その後、先行実施ということで、今回の冬のネットワーク会議を教育美術展の審査会場の体育館の一角で、審査終了前に行おうということになったのである。

 奨励賞の審査が大詰めになった16時30分に体育館の一角の卓球台にネットワーク部員が集まり、時折スクリーンに持ち寄りの映像や画像を映しながら各地区の実践等を発表する。
札幌から3名、石狩、釧路2名、網走、空知、そして旭川、造形連盟会長の菅原先生や、通りすがりの山崎先生など、含めて11名近くの方々の出席があった。

釧路:釧路管内では美術の免許を持っている先生が4名ほどしかいない実態。そこで、子どもの絵を語る会を始めたい

連盟:来年の函館大会に向けて、各地区の発表のフォーマットとして、簡単に写真を使ったA4とA3の組み合わせで統一。春の部会では見本を提示
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旭川:ワークショップでの制作を中心とした美術館との連携をスライドショーで写真を交えながら報告。全道造形研の記録を2月にはHPにUP

石狩:二次集会という授業研究の紹介。作品集を改善し子どもの作品を大きく載せてコメントを載せたい。教育石狩という一般教師向けの冊子に美術特集が出た。小学校は○○式が多くて余り話にならない。教師から「絶対宣言」がでるとやりたくないけどやらなきゃならないという子どもの話も出された。また、アードカードゲームの実践の報告もあり、今回は滋賀県立美術館のカードでしたが、他の美術館にもいろいろあるのではないかと話題になった。

空知:空美としてのサミットや語る会、デッサン会などの報告。とくに11月に行われた語る会の報告が詳細になされた。空美は昨年40周年。またArt Educator's Talkも4回行った。課題はもっと気さくな情報交換がなされること。

札幌:低学年ブロックでの「ムク ムク パッ !」の実践報告。カッターでの紙工作の授業である。その研究授業での話合いが、ポイントをまとめて非常にわかりやすく板書にまとめてあり、板書の活用という点で大変参考になった。授業中の板書や話合いでの板書など様々な場面で活用できる。

 約1時間半の間でしたが、情報交換及び、今後に向けた話合いが濃密に行われました。
オープンで行われた成果はどうだったかと言うと、通りすがりに発言してもらえた山崎先生の他に、興味深く眺めていた方も数名おり、スクリーンに画像や映像を流している様子で遠くからでも何かやっているんだなというのは感じていただけたのではないでしょうか。
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by nobuhiroshow | 2009-12-31 15:43 | 美術教育 | Trackback(1) | Comments(2)

第36回北海道教育美術展審査研修会

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 ここ4年の仕事納めは札幌の教育美術展。
 昨年からは審査研修会となり、審査という作業をイメージするイベントから、研修という学びあいへと名称を変更している。

 造形連盟会長の菅原先生からは、「子ども達が持つ形マグネット、色マグネット、動きマグネット、イメージマグネットでその子らしい形や色などを選んで造形活動を行われる。その活動を教師もマグネットを持ち、引き寄せる磁力を使いながらみとる能力を持つ。あたかも磁場を形成するかのように。」と、福岡大学のCMを参考にしてのお話がなされた。

 今年は、新型インフルエンザの影響もあり、出品数が若干減っての1万7千点の作品の審査となる。

審査キーワードとして
○子どもの生活からモチーフが生まれ、子どもの声が聞こえる表現
○画一的な手順からなる技法より、自らつくり出した形や色を使った表現

という2点を審査の共通事項として
幼稚園、小学校1・2年、小学校3・4年、小学校5・6年、中学校と発達に応じた規準ももうけ、昨年の奨励賞の作品を前に説明がなされた。
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特に次の2点は強調されていた。
1 子どもの生活との繫がりはどうか
2 画一的な手順からなる技法(=ドラえもんの絵描き歌、誰でも同じ絵が描ける)と透明水彩技法の風景画(基本的な技法、自分で絵を作り出すために必要な手段)を混同しない。


 審査研修会は2日間に渡って行われ、札幌(幼稚園、小学校1〜3年、小学校4〜中学校)や道西ブロック、道東ブロックに分かれて審査を行い、100点ほどの奨励賞についても、その他の入選についても最後は全体での審査で意見交流を行いながら確定していく。
 時間はかかるものの、この全体での審査が非常に勉強になり研修としても意義深いものになる。だから4年も通い続けているのだと思う。

全体の審査を通してメモを取りながら気になった点をまとめると

①生活とのつながり( 生活とかけ離れている題材など 題材に問題があるものについては見直しが必要)
②その作品が指導者に描かされたのか、自分が描いたのか(指導過多ではないか? 自分で色やかたちを探しているか? )
③自分の思いの強さは、大きいか小さいか(思いを素直に表しているか、絵が説明的になりすぎていないか)
④絵の中に自分がいるかどうか(姿だけでなく、思いとして②や③とも繋がって)
ということに集約される。

 札幌市の先生方を中心にして、北海道造形教育連盟の他の地域の地区サークルやネットワーク担当の先生も集まった。その中でも石狩から多くの先生が参加している。遠くは釧路から2名、その他にも網走、留萌、旭川からも審査に加わっている。可能であればさらに多くの先生方が集まり研鑽を深められれば,審査もAll北海道となり本当の北海道教育美術展になるはずである。
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by nobuhiroshow | 2009-12-31 14:57 | 作品展 | Trackback(1) | Comments(0)

Art Educator's Talk Vol.4

12月26日にApple Store Sapporoで
Art Educator's Talk Vol.4
All 北海道で臨む全国造形への道〜Road to2011
が開催された。

 佐藤祈先生が司会を務め、釧路の花輪先生、札幌の湯浅先生による発表が行われた。
祈先生からは事業仕分けなどでも活用されたtwitterの紹介やルーブル美術館の作品をiponeで見ることが出来るという注目の情報も教えていだいた。
 花輪先生からは、『映像メディア表現におけるアニメーションの教材化に関する研究』として、高校では既に取り組まれている映像メディアに中学校でも取り組もうと数年前から積み重ねている実践について発表された。よくあるグループ制作での、アニメーターとアシスタントという関係にさせたくないという発想から、出席番号で次の人に自分の絵を変化させて繋げるという題材を考えた。自分の絵から次の人の絵に変える、もしくは前の人の絵から自分の絵に変えるといったもので、40人で2分10秒程度の映像作品が生まれる。一人15枚どころか何倍も絵を描く子ども達の姿が印象的であった。
 また、釧路の彫刻のpodcastingの制作も進めており、今後に注目である。

 札幌の湯浅先生は、『All 北海道で臨む全国造形への道』として、夏の学び研のアルテピアッツアの発表を深化させて、2011年の全国造形大会に向けて「与えるから引き出すへ」、「あったかいを引き出す造形活動」を目指して、子ども理解を縦軸に教師のつながりを横軸にして、その両方を高めていこうという発表であった。

 初めてApple Storeでのイベントに参加したけれども、2階の別室で行うのかなというイメージをもっていたら、全く店舗の一角で一般のお客さんが見ている前で行われた。けれど、それが逆にいいのだろうと思う。何も知らない通りすがりのお客さんが、「なにやってるんだろう」と足を止めるのがいい。

 祈先生によると、Art Educator's Talkのように4回も続くイベントは全国的にも珍しいとのこと。それもTeam北海道の力なのかもしれない。
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by nobuhiroshow | 2009-12-31 12:29 | 美術教育 | Trackback | Comments(2)

ファミリー展開催

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ファミリー展を始めました。
旭川マルカツデパート3階
喫茶 ムーンフェイスにおいて
本日12月30日より来年1月31日(日)まで開催します。
営業時間は10時より19時30分まで。
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これも、馴染みのマスターのやってみないかという一声のおかげ。
忙しくて、新作は出せませんでしたが、ここ数年で制作した水彩画を中心に、年の数だけ作品を出品することが出来ました。
けれど、一番気合いの入っていたのは妻の方で、気合いの入った手芸の作品を出品中。
子ども達は、学校の図工で描いた絵や自分のお好みの工作など出品しています。
札幌のホテルでやられた喉が今度は鼻にきて、体調は最悪ながら何とか昨日展示を終えることが出来ました。

近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
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by nobuhiroshow | 2009-12-30 13:24 | 作品展 | Trackback | Comments(2)