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彫刻サポート隊に参加しました


 旭川は彫刻の街である。
 市内各所にある彫刻を定期的に清掃するボランティア団体が、彫刻サポート隊である。
旭川市彫刻美術館が毎年募集して、グループ毎に彫刻を清掃している。

 今年の異動で初の美術部顧問となり、以前から興味のあったこの活動に参加させて頂けないか彫刻美術館の担当者に相談したところ、お試しコースとして、7月、8月、9月と3回ほど、美術部員で参加させていただけることになった。人数の関係で各部員が一人1回参加することができた。

 最初は花咲大橋に設置されている彫刻『隼の碑』の清掃を手がける。雨や鳥のフンなどで汚れる彫刻を水拭きして汚れを落とし、から拭き、ワックスがけまで行う。もう一方のグループは彫刻の周囲の草取りなどの景観も美しくする。橋を渡って、もう一体の彫刻『鶴の舞』も同様に清掃する。約1時間のボランティア活動である。
 ここぞとばかりに彫刻にさわることができて、子ども達にとってもいい経験である。地元の彫刻が、こんな活動によって支えられていることに気づき、更に親しみを込めて見ることができるようになってくれたらと願っている。

 写真は、鶴の舞から覗いた景色。活動日だった9月20日は雲一つない秋晴れでした。
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by nobuhiroshow | 2008-09-22 07:13 | その他

衝動買い

たまたま行った本屋で、出会ってしまった。
『人間は瞬間瞬間に、
いのちを捨てるために
生きている』
岡本太郎
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これは! と思った本は、できるだけすぐ買うようにしている。
家に帰ってから、「欲しい」と思って再び店に行くとなくなっていることが多いから。

この背表紙を見たときに呼び寄せる何かがあった。
まだ読み始めだけど、やっぱり太郎はいい。


人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。
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by nobuhiroshow | 2008-09-16 03:11 |

ヴオオオオオオー

 いつもと違う汽笛に驚いて窓の外を見ると、蒸気機関車が走っている。
 富良野線を見下ろせる我が家。調べると、ノロッコ号が期間限定で13日と14日だけSLで牽引されているという。帰ってくるのは5時半過ぎ。子ども達と通過するだけの我が家の近くの駅へ。目的が同じ小さな子ども連れの家族も来ていて、今か今かと蒸気機関車を待つ。カメラを構えながら、自分自身もこんな近くで見たことがないと興奮して待つ。日も沈み、夕闇の中をヴオオオオオオー と汽笛を鳴らしながらやってくる。
 夢中で撮ったのがこれ。スゴイ迫力で走り去る。ブレてしまったのが悔しい。
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 気分は銀河鉄道999。娘はスポンジボブを見に帰ってしまったが、息子と男のロマンだなと語りながら家へ帰る。
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by nobuhiroshow | 2008-09-16 03:01 | その他

是非見に来てください「日本のわざと美」展

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 9月6日から北海道旭川美術館で開催されている『「日本のわざと美」展 重要無形文化財とそれを支える人々』。開会式と特別観覧、先日行われた教職員のための鑑賞研修にも参加し、じっくり『日本のわざと美』を堪能してきました。
 どうしても、日本の伝統文化の面で弱い北海道。説明なしで鑑賞した1回目でも堪能できたけれども、鑑賞研修での担当学芸員の土岐さんの解説により、2回目はさらに堪能を深めることができました。
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 重要無形文化財とは「わざ」のことである。人が伝承し体得している無形の技術である。個人である重要無形文化財保持者と団体である重要無形文化財団体がある。単なる過去の技術を伝承しているだけでなく、研究者でもあり、過去に失ってしまった技術を復活させたりなどの活躍もしている。派手さはないが非常に奥深い世界である。自分の技術を錬磨し忍耐強く取り組んでいる。継承者の問題もあり、使命感でがんばっている。14日には、伊勢型紙技術保存会のみなさんが製作実演を行い、間近で重要無形のわざを見せていただいた。3cmに26本の縞を切り抜く縞彫、オリジナルの土のデザインを見せていただいた突彫、多彩な道具でサクサク小気味よい音で彫っていく道具彫、錐彫の人は大柄で気さくに話しながら丸を彫っていく。できた型紙を染めの職人が90回も糊をつけて染めて反物にする。小紋の着物にかかわる奥の深い世界に衝撃を受けた。見に来るお客さんも着物で来る人も多く、それまでは着物に興味もなかったけれども、俄然興味が湧いてきた。本物は凄い。他にも、漆芸の輝き、蒔絵筆の細さ、日本刀の刃文の美しさといったら凄いとしか言いようがない。
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 23日には展示替えがあり、着物は全て入れ替わるそうである。こんな素晴らしい『わざ』が失ってほしくないと思いを強くした。しかし、これらの『わざ』は全て自然が損なわればなくなってしまいます。筆の材料となる天然の動物や漆、和紙の原料となる植物など様々なものがあります。そして、さまざまな職人によって支えられています。全国で2会場の開催となり、北海道では初となるこの美術展。文化庁が主催であり、教育が目的である本展。一般800円。小中学生は無料です。是非たくさんの方に見てもらいたい美術展です。10月5日まで。
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by nobuhiroshow | 2008-09-16 03:00 | 美術館

ようやく読破 解説

e0040515_1562611.jpg 6月に発表された小学校学習指導要領解説 図画工作編、7月に発表された同解説 美術編。ようやく読破しました。美術、図画工作の順に読みましたが、印象としては以前より構造がわかりやすく、連携が強化された感があります。何より安心したのが、今までやってきたことが間違いではなかったんだなということを感じさせてもらいました。特徴としては、教科の目標から学年の目標、領域ごとの指導項目、指導事項へのつながり、全ての学習事項の支えとなる共通事項の設定がなされ、育成する資質や能力と学習内容の関係を明確にすることが重視されています。

 図画工作科での共通事項は2つ。
ア 自分の感覚や活動を通して、形や色、動きや奥行きなどの造形的な特徴をとらえること
イ 形や色などの造形的な特徴を基に、自分のイメージをもつこと

一方、美術科での共通事項はこちら、
ア 形や色彩、材料、光などの性質や、それらがもたらす感情を理解すること
イ 形や色彩の特徴などを基に、対象のイメージをとらえること
となっている。
 解説の美術編32ページにはこう記してある。「いわば、アは「木を見る」、イは「森を見る」といった視点で生徒が造形を豊かにとらえ、表現や鑑賞の学習の基盤となる感性や造形感覚を高めていくことをねらいにしている。」これだとわかりやすい。

 他にも、色を付けて読み込みながら、「うーんその通り」。「んっこれはどうなっているのだろう?」などなど、まだまだ熟読しなければならない。移行措置はまだだけれども、頭の中は新たな視点にバージョンアップが必要である。視点が変われば、今の授業も変わってくる。
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by nobuhiroshow | 2008-09-16 02:01 | 美術教育