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ブログ納め

今年はブログを始めて、最初はどうなることやらと不安でいっぱいでしたが、多くの人に支えられてここまでくることができました。ブログを通して、情報を得たり、意見をもらったり、自分も考えさせられたり、普段学校では美術教師は一人の場合が多いのでこれでいいのかなと不安に思うこともあるのですが、そんなことも打ち明けられる貴重な場だったと思います。

実際に会って話をするのが基本だとは思いますが、そうもいかない多忙化の現状もあります。顔が見えない分、このネットを通したコミュニケーションはある面難しい部分もありますが、何事にも長所短所はつきものなので、それらを踏まえた上で来年もがんばりたいと思います。

「怪我大丈夫ですか」とブログを見て心配してくれた方もいました。バランスよくネットと対面のコミュニケーションをとっていくことが大切だなと思いました。

読んでいただいた方、コメントをいただいた方、トラックバックしていただいた方、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

さて、年賀状の作成も終わり、このブログもお休みします。

みなさま良いお年を。

みなさまのご多幸をお祈り申し上げます。
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by nobuhiroshow | 2005-12-30 06:44 | その他

廊下の掲示です

e0040515_621401.jpgとりあえず年内にできた作品について、校内に掲示しています。時間がなくて年末の作品を貼り終えていませんが・・・。1年生は、風景画。題材名は「山のある風景」。自分の絵に合う台紙の色を選びました。コメントも今年から記入してもらっています。

2年生は、平面構成。「色とかたちにこだわって グラデーションを使った平面構成」。カラフルなので台紙は黒で統一。「秋」をテーマにした絵手。「大切なあの人へ 心で描く絵手紙」。

3年生はポスター。「10代の主張 社会へのメッセージ」。4つ切りケント紙なので、コメント欄を水色の上質紙で印刷して下に貼りました。絵手紙以外は今年から完成後のコメントを記入するようにしました。そうすると作品だけではない生徒の思いがさらに伝わってきます。生徒同士で作品を見るときもわかりやすくなったようです。

掲示する位置も以前より空間を広くとるようにしました。ぎゅうぎゅう詰めではゆったり見る環境になりません。ただし、これは掲示するスペースが広大にある場合に限ります。e0040515_6221934.jpg何とか現在の学校はスペースがありますが、その分かなり歩いて見なければなりません。ポスターなどは掲示板以外にも貼るようにしました。その方がポスターらしいと考えたからです。12月の参観日の直前に整理しましたが、保護者へのアピールにも役立っていますし、自分で改めて振り返るためにも役立ちます。e0040515_6252244.jpge0040515_626867.jpg
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by nobuhiroshow | 2005-12-30 06:17 | 表現

お世話になりました

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e Macで使っていたApple Pro Mouse。以前の角形マウスと違って丸いデザインが好きでちょっと長くてじゃまコードだけ気に入らなかったけれど愛用していました。けれどそれも有線マウスの欠点のコードの断線でこれから年賀状作成で活躍するぞと言うときになってとうとうお役ご免となりました。購入してから4年目に突入し、そろそろあぶない時期かもしれません。
本当はApple純正にしたかったんですが、予算の関係で近くの100満ボルトでLogitechのワイヤレスマウスを購入。低反発の手首を載せるパッドも購入し、快適にデスクトップを使っています。Macでもホイール使えるんですね。知らなかった。
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by nobuhiroshow | 2005-12-30 06:02 | その他

クラフトにお勧め つべつ木材工芸館

e0040515_20484690.jpgオホーツククラフト街道のひとつ、愛林の町で知られる津別町にあるつべつ木材工芸館。前任校での公開研でオリジナルトレイ作りを行ったときに教材研究の一環として、体験工房で材料費を払ってトレイを作らせてもらったことがある。塗装のことで相談に乗ってもらったりといろいろとお世話になったものである。時間がなかったので見本通りのバードコールも作らせてももらった。カバの木でハトの形で背中にアイボルトをねじこむもの。当時はアウトドアショップで見かける専用の物しか知らなかったので、そんなボルトでできるのかと感心したものである。このバードコールしばらく飾っていたものの、子どものおもちゃに貸してからどこかに行ってしまって発見できない。
その他にも、回転するスポンジサンダーだとか、服の埃をエアーコンプレッサーで飛ばすなど知らなかったノウハウが満載の体験工房。結局2回ほど通った記憶がある。
また、資料館のほうには樹齢数百年の巨木が並び、木工芸品の展示・販売コーナーにはKEMをはじめとする思わず手にとってしまいたくなるグッズがいっぱい。時間に余裕があればまた行ってみたい場所である。近くに温泉もあるのもいい。
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by nobuhiroshow | 2005-12-27 20:39 | 表現

 『日本の伝統』  伝統とは創造である

e0040515_20515480.jpg朝の読書に取り組んでいる。
朝の会の5分間を使って教室で自分の好きな本を読むのである。5分間なのでなかなか進まないが、今読んでいた本をやっと昨日読み終わった。
それが岡本太郎の『日本の伝統』である。修学旅行でJR函館駅で見つけたときに買った物である。なので約7ヶ月ぐらいかかって読んだことになる。
「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎。昔はテレビのコマーシャルや、ビートたけしの物まねで知っている程度だったが、再会したのは1999年。帯広の本屋で『今日の芸術』を見つけたときだ。岡本太郎ってこんなにスゴイ人だったのかと衝撃をうけたものだ。以来、著書を読みあさり、鑑賞の授業でも取り上げるほどになった。
「今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」とは『今日の芸術』の言葉。
縄文土器の価値を発見したり、フランスで文化人類学を学んだり、日本人離れした生き方そのものが新鮮である。
この『日本の伝統』では、『今日の芸術』の新展開として具体的に日本美術の伝統について論じている。縄文土器、光琳、日本の庭園、など。自身の写真を使い、岡本太郎の目を感じさせる。特に庭については詳しい。
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by nobuhiroshow | 2005-12-21 06:24

木へのこだわり

木のぬくもりが好きだ。毎年この時期になると木を削っている自分がいる。

e0040515_255740.jpg前任校時代はまだ、必修美術は各学年2時間だったのでどの学年でも木を扱った制作を行っていた。

最初に取り組んだのが、カレースプーン作り。柔らかいシナの木を削って作る。実際に使えるように塗装も考えた。当時はまだウレタン塗装のことを知らなかったか、高価だったのか、ごま油でオイルフィニッシュしたりもしていた。
卒業制作にはカバの木を斜めにスライスして道路工事用のアスファルトを溶かすバーナーで焼いて作る焼き板。卒業への思いを言葉に託して毛筆で書き、版画用のシナベニヤに写して切り抜いて貼り付ける。

e0040515_2565657.jpgシナのカレースプーンが、そのうちセンの木のサラダサーバーになったり、ぺーぺーナイフになったり、トレー作りも加えたり、キーラックになったりと変化していったが、共通していることは北海道の地元の木を使うこと。教材会社の材料ではなく、地元の業者から仕入れることである。

地元の木を使う方が気候風土にあっているので、外国産や本州の木を使うよりも完成後のそりなども少ない。何よりも地元の木だと愛着も持ちやすい。それも針葉樹ではなく葉っぱの落ちる広葉樹。落葉することで腐葉土になり森を育てる。また、教材会社から買うとキレイに製材された物が届くが、地元の業者から仕入れると、表面がザラザラで時には黒い文字が書かれていたりする。そのザラザラの板を削っていくことでこんなにぴかぴかの木の作品が生まれるということに生徒は感動する。

e0040515_257112.jpg今でこそ、1年生で作るペーパー作りしか取り組んでいないが、小刀で木を削りだしていく経験はなかなかうまくできないし、手もいたくなるし、怪我もするが、生徒達は喜んでいるようである。紙ヤスリで磨きながら番数を上げていき、木の表面がザラザラからつるつる、すべすべへと心地よい感触に変わっていくのもうれしい。


日本は木の文化の国である。木のぬくもりを感じて生活している。そのことを大事にしたい。


薬師寺の西塔などを再興した宮大工の故西岡常一さんが以前テレビの番組でこんなことを言っていた。「千年もつ建物を造るなら千年育った木を使う。千年後に立て直すときにはそこに植えた木が千年かけて育っているはずである。」そんな自然観も大切にしたい。

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by nobuhiroshow | 2005-12-19 02:53 | 表現

まちなみ彫刻写真展2005

e0040515_1330427.jpg昨日たまたま行った彫刻美術館。その日がこの展覧会の始まりの日でした。
旭川市は彫刻の街。その彫刻を題材に、季節の中の一コマや、彫刻と一緒に写った人々の、それこそいい顔が写っている。
展示された写真を眺めていくと、そのまま旭川市の野外彫刻を一周する趣向である。
配布された資料を見ると、旭川市内にある野外彫刻の配置もほとんどわかる優れもの。
旭川には100を越える野外彫刻があり、まだ見ていないものもたくさんあることが分かった。
いつか旭川彫刻巡りをしてみたい。

とりあえずはネット上で旭川の彫刻巡りをしてみました。
興味のある方はこちらへどうぞ。街角で、橋に、公園にみる彫刻
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by nobuhiroshow | 2005-12-18 13:29 | 美術館

研ぎについて

山崎先生のブログ「美術と自然と教育と」さくさく彫れてこそ楽しいへのトラックバックです。

指が一本使えないと調子狂う。手も洗えないし、不便この上ない。とりあえず第2の心臓はなくなったのでよしとするか。
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さて、刃物の話のついでに以前リクエストのあった研ぎの話です。
新任の頃、準備室に置いてあったのはモーターシャープナー。2枚のプレートの上段に耐水性の紙ヤスリ、荒砥、中砥、仕上げ砥で、それぞれ120番、240番、400番の番数。それらが付け換え可能。下段には皮砥。これには研磨剤をつけて使う。そうする5000番ぐらいの効果を発揮し彫刻刀ならこれで十分。平面で研げるので平刀や切り出しなどのまっすぐな刃物は研ぎやすい。しかし、本来彫刻刀用に設計されているため小刀などではすぐ上段の紙ヤスリがだめになる。

それで、使うようになったのが、カンナの刃を研ぐための水研機。
ドーナツ型の砥石がぐるぐる回ってその上にタンクから水が流れる仕組み、温度が上がらず大きな刃物が研げる。これで小刀もへっちゃら。その仕上げにモーターシャープナーの皮砥でピカピカにする。
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今では、学校にあった巨大な電動研ぎ機の布バフ? に磨き粉(青)をつけて仕上げるようになる。この方が手早く安全にできる。皮砥の場合、小刀のような大きな刃物を研ぐようにできていないので、ちょっと危険な事態にあったこともある。

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刃物の切れ味は大切である。切れ味の悪い刃物ほど余計に力を入れて怪我をしてしまう。現在のペーパーナイフの制作の授業ではもっぱら刃物研ぎ屋さんになってしまう。研いだら試し切りをしてついでに削り方指導。やっぱり切れ味の良い刃物でさくさく削るのはたのしい。ベルトサンダーや紙ヤスリなどでは出せない木の心地よさが体感できる。
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by nobuhiroshow | 2005-12-15 19:05 | 用具や素材

やってしまった

刃の動く方向に手を置かない。刃物を使うときの鉄則である。しかし、魔がさすこともある。

e0040515_20465630.jpg選択美術での居残り作業。ウクレレ作りの表面に貼った直径5cmほどの板。先日接着したので木工ボンドでしっかりくっついている。それをはがして付けかえたいという。ノミで全方位から少しずつはがしていく作業。ノミは研ぎ立てのピッカピカ。鋭い切れ味。もう少しかなと少しずつこじっていきながらくっと力を入れた瞬間。板は剥がれ、抵抗を失った刃渡り2cm弱のノミの刃はまっすぐ押されてウクレレを押さえていた反対側の左手中指の第一関節の部分の堅いところにぶつかってしまう。みるみるうちに出てくる血。

1年生の授業ではペーパーナイフ作りの授業で板を削る制作の真っ最中。「もし怪我をしたらこのロール(トイレットペーパーを美術室に常備)ですぐに止血して心臓の上に怪我の箇所を上げてギュッと押さえて止血する。2,3分たったら絆創膏を貼ってください。」と説明している。今日もけが人が出たばかり。まさか自分が怪我するとは。カッターや小刀なら、ちょっと切っちゃったとしゃれにもなるが、まさかノミで指を刺してしまうとは。何とも情けない。しばらくはRICE処置のエレべーションで心臓より上に傷口を上げていたが、そのうちドクドク第2の心臓ができたよう。美術教師といえども絶対はない。用心用心。
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by nobuhiroshow | 2005-12-14 20:45

『明日の神話』が見たい

岡本太郎の『明日の神話』が発見されたのは約2年前。横30メートル。縦5.5メートルの巨大壁画である。
メキシコのホテルのロビーを飾る予定で制作されたもののホテルの計画が頓挫し、いつの間にか壁画も行方不明になっていた。その壁画が日本に運ばれ修復されているという。先日地元の新聞の1面を『明日の神話』が飾っており、「なんだ、これは!」と岡本太郎じゃないけれどビックリしたものである。バラバラになっていた壁画が一つにまとまり、壁画として立って報道陣に公開されたのが12月5日。さらに細かい修復を続けて来年の夏には一般に公開されるという。
核の炎に焼かれる骸骨やキノコ雲や岡本太郎の強烈な赤。自分の目で見たい。

この修復についてのHPが以下のサイトである。興味のある方は御覧下さい。明日の神話 再生プロジェクト

岡本太郎好きにはこちらもお勧め
なんだ、これは! -岡本太郎は、生きている-
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by nobuhiroshow | 2005-12-10 21:32 | 日本の美術