カテゴリ:表現( 120 )

カラーインクでモノタイプ

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 中学3年生で、モノタイプに取り組み始めました。
 ドライポイントの塩ビ板に水性インくをのせ、ヘラで模様を作ってプレス機で刷ります。
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 これが版とヘラです。余った塩ビ板をカットしています。
 通常の版画なら、何枚も同じ絵を印刷することができますが、モノタイプは版を加工していないので、同じ絵を何度も刷ることはできません。版画の特徴である複数性がありません。けれども、同じ版で全く別の絵をすることができます。1回きりの版画なので「モノ」タイプと呼ばれています。
 この版画で短い定規や幅の違うヘラを使って、不思議な模様を作っていきます。具象的な表現には不向きなので、抽象的な表現におのずとなっていきます。人と違う独自性を生かしつつ、偶然できた形をもとに題名をつけて、見る人に題名を想像してもらう展示を行う予定です。
 今回初めて取り組んだ点は、カラーインクの使用です。水性のカラーインクが数色あったので、生徒に使わせてみたところ、生徒にとっては、「版画は黒」なんていう固定観念もないので、どんどん自由に色を使っていきます。それが、面白い美しさを生み出します。
 今回も、生徒に新たな可能性を教えてもらいました。
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by nobuhiroshow | 2016-05-08 22:38 | 表現

最後の授業『今の思いを表現しよう』

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 『こころのかたち』完成のあとに、1時間の授業時間が貰えた。
 そこで、初めての挑戦となる共同制作に取り組んだ。
 94cm×550cmの障子紙に「今の思いを表現しよう」というものだ。
 毎回授業の目標を黒板に板書するが、本日の目標は「ハートでアート」。
 最初は、大きな紙に戸惑いを見せるものの、誰かが始めると、たっぷりの絵の具と筆や刷毛を使って、どんどん思い思いの表現を進めていく。その場にいる全員で、この集団にしかできない作品が生まれればいい。そして表現することを最後に楽しんで中学校の美術というものを終えて欲しい。
 「あと5分。思い残すことないように。」、「作品は教室前の廊下に卒業式前貼っておくからね。」


 そしてできたのが、この作品。
 見事にそれぞれの学級の集団の個性が表れている。その日のうちに、廊下の天井に掲示すると、3年生が誇らしげに眺めていた。
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 1年間の付き合いしかなかったけれど、この子たちからもいろんなことを教えてもらった。
 北海道は、いよいよ公立高校の入試を迎える。試練を乗り越えて、立派に巣立って欲しい。
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by nobuhiroshow | 2016-03-03 02:50 | 表現

こころってあったかいことに気づいた

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 3年生の抽象彫刻『こころのかたち』が完成して、改修された校舎の日当たりの良い廊下に展示した。
高麗石を彫って、抽象彫刻を制作する授業に取り組んで10年以上たつ。最初は勝手がわからなかったものの、糸のこで切断し、棒ヤスリで削り、木材用の彫刻刀で彫り、3Mのスポンジ研磨剤で丸め、缶の練ピカールで磨き、最後は手の平で磨く。手の平で磨くことを教えてくれたのは、生徒だった。その子の石は活きのいいイカ刺しのような輝きだった。
 今年も、そんな輝くこころの作品が出来上がった。その中のコメントに「こころってあったかいことに気づいた」生徒がいた。手の平で磨くと、摩擦で手の平が熱くなる。当然石も熱くなる。物理的な熱さに気づきつつ、そこまで頑張った自分の心の熱さにも気がついたのかもしれない。
 移動して1年目。生徒たちは先輩方が展示した見本を過去に見て経験もなく、イメージが掴みづらい中で、いろんなことを考えながら自分の考える「こころ」を作り上げた。
 作品を見ている先生に感想を尋ねると、「あの子たち、こんなこと考えていたんですね。」と語ってくれた。
 夢中になって取り組んだ思いは、やっぱり伝わるんだなとしみじみ感じた。
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by nobuhiroshow | 2016-03-03 02:20 | 表現

何のために絵を描くのか

 
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新ロマン派70回記念会員・会友展の企画として、2月14日(日)に
『私たちはなぜ絵を描くのか』
〜山口信太郎氏の教えを受けて〜
という演題の公演が渡辺貞之氏によって行われた。
 旭川美術館の講堂での講演としては、私の見る限りこれ以上ないくらいの混みようで、90名近くの聴衆が集まった。

 私自身は、新ロマン派の創立会員の山口信太郎氏とは面識がなく、山口先生の教えを受けた渡辺先生から間接的に知ることしかできないので、今日の講演は非常に興味があった。

 子どもの絵を紹介しながら、絵とは何か。人間にしかできない「連想」について。見えないものを見えるものと通して表現する「絵」というものについて語ってくれた。

 そして、山口先生については、渡辺先生が若い頃に、山口先生に言われて心に残っている言葉として2つのことが紹介された。
 絵の道具をリュックに背負って、道に立っている絵を見て、「これは君かい?」と聞かれ、「そうです」と答えると、「画家は荒野を歩きなさい」と言われたという。
 決められた道を歩くのではなく、自分で道を切り開いていく覚悟が必要だということだと思う。
 また、ある絵を前にして、「絵の前に立ち過ぎる」と言われたという。絵を見せたいのじゃなくて、「絵を描いている自分の見せようとしているんじゃないか」という意味だと思われる。
 山口先生は優しく、また、先ほどの言葉のように厳しくもあったようである。

 絵は自分のために描くんだと言いながらも、最後に、渡辺先生は何のために絵を描くのか4つの考えを示してくれた。
 1  絵の前に自分が立つ(自分を見せる、見栄)
 2 自己改革(自分のため、発見)
 3 売れる絵を描く(売るということは大変、それに徹するということにも意義がある)
 4 仲間(絵を描くから友達になれた、年をとるとわかる)

 予定していた3分の1ぐらいしか、話ができなかったそうであるが、貴重なお話をたくさん聴くことができた。これから絵を描くときに、忘れないようにしたい。
 
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by nobuhiroshow | 2016-02-15 00:42 | 表現

ハロウィン始めました2015

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 今年もハロウィン始めました。暗い渡り廊下と玄関前と、校門前です。下校前の生徒にも好評でした。美術部員たちも、初めての経験なので手探りの状態で最初は戸惑っていたようですが、最後は楽しんでいたようでした。1週間ぐらいはお披露目できるでしょうか。
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by nobuhiroshow | 2015-10-21 06:35 | 表現

FRPの樹脂でペーパーウェイト

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 第11回熱く美術教育を語る会(深川)に2年ぶりに参加しました。8月10日に行われた実技講座では、レジンの替わりに、FRPで使う樹脂を使用してペーパーウェイトを作りました。
 全く初めての経験でしたが、何を封入するのか、事前に考えていました。ハッキリ何を作るのかがわからなかったので、その場で決めようと思っていました。
 果たして、制作は予想通りだったので、コーヒー豆のペーパーウェイトがあったらいいなと思っていたので、会場の近くでコーヒー豆を手に入れる場所を探しに出かけました。コンビニには置いてなかったので、近くの喫茶店を探すと、以前、作品展を見に行ったことがある「ふれっぷ」という喫茶店で、マスターに聞いてみると、コーヒー豆の販売をしていること言うことだったので、100g売ってもらいました。深煎りの色の濃い豆で、いい香りがします。
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 その豆を樹脂で封入して、ひたすら固まるのを待ちます。固まる過程でかなりの高温になり、がちゃがちゃのケースの一部が溶けてしまい、最終的にはケースをペンチで割って剝かなければなりませんでした。棒ヤスリで磨いた後,帰宅後に80番から紙ヤスリをかけ、スポンジヤスリ、スポンジヤスリ(耐水)、ピカールと仕上げました。
 ちょっと気泡が入ってしまいましたが、段々と磨いて光っていく過程が面白かったです。磨くって、やっぱり夢中になりますね。
 また、何か作ってみたくなりました。
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ガチャガチャのケースを外して、棒ヤスリをかけた状態
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120番の紙ヤスリ
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240番の紙ヤスリ
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スポンジヤスリ(3Mのスーパーファイン)
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スポンジヤスリ(3Mのウルトラファイン、800番から1000番相当)
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スポンジヤスリ(ウルトラファインに水を付けながら)
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ピカール
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底面も平にする。
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by nobuhiroshow | 2015-08-12 00:00 | 表現

第24回教職員文化展始まる

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 旭川近郊の教職員で出品する第24回教職員文化展が本日より開催されました。私にとっては、とにかく新作の絵を出品することが最優先の目標です。本来なら、もっともっと時間をかけて納得行くまで追究して制作するべきものですが、レベルの低い目標で申し訳ありません。所属している、新ロマン派の毎年の展覧会にも出品できたり、直前になってキャンセルしたりという状態なので、細々とでも描き続けることを目標にしています。
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 案内ハガキにある通り、書と彫塑は現役の教員の方の出品が多いのですが、絵画や版画はほとんど現役がいません。少しでも増えてくれたらと、切に思います。
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 会期は16日(日)まで10:00〜18:00、デザインギャラリー蔵囲夢(旭川市宮下通り11丁目)で開催しています。入場無料。お時間がありましたら、是非ご覧下さい。
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by nobuhiroshow | 2015-08-11 23:30 | 表現

新作 ネクタイピン 2015夏

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 七宝焼するごとに、ネクタイピンを作ることが多い。人にあげたものや、なくしたものもあるが、今回の作品はどうなることだろう。
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by nobuhiroshow | 2015-08-07 21:44 | 表現

タコ始めました(2015)

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 8月11日(火)から開催される第24回教職員文化展に向けてF100号を描き始めました。今回もタコです。今日で2日目。ここまで進みました。前日の搬入まで、何とかがんばります。
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by nobuhiroshow | 2015-08-06 02:34 | 表現

函館・渡島大会その1 しかべ・アース・アート

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 昨年は運営側で、全く授業を見ることができなかったので、楽しみにしていた函館・渡島大会。今回はC-1分科会に参加しました。授業は「しかべ・アース・アート」〜人がつながるアートの空間(中3)の授業を見せて頂いた。他にも気になる授業はあるけれど、こうと決めたら1本の授業に集中して最初から最後までかぶり付きで見ることにしている。
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 10分前に授業会場に着くと、発表のリハーサルをしているところでした。今回の授業は、地元に作る公園の立体のプレゼンと言ったところ。小学校にもアンケートをとり、6つのグループに分かれて、別のコンセプトで公園を作る。それぞれについて、コンセプトや制作の工夫や苦労、ビデオカメラを使って、画面に拡大した画像や指示棒に自分たちの分身を貼付けて、実際にシーソーに乗って遊んでいる様子を見せるなど、動きを見せる工夫もありました。
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 また、つながりという観点から、鹿部町の観光課の担当職員にも来て頂き、感想を述べて頂いた。実現可能なアイディアについては町に掛け合ってみると言うサプライズもあり、有意義な発表会でした。
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 最後は、6つの公園が1つに合体し、クラス全員の分身を公園で遊ばせようというエンディングで、生徒たちは苦労して作った公園の中に自分を投影させ、「ここぞ」という場所に自分を配置していました。
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 プレゼンではあるが、見方を変えると、相互鑑賞であり、相互評価の場面である。大きく堂々とわかりやすい発表という、評価用紙が使用されていたため、生徒たちは大勢の先生方の前で堂々と発表していました。しかし、発表態度の面ばかりでなく、コンセプトの要素、つまり、どんな意図でその遊具を配置したのか、楽しんでもらうための工夫は何だったのかを重視して交流することが、美術科としての教科の特性を生かすことになると私は考えていますが、その面があまり重視されなかったのが残念でした。
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 「如何に上手に作るか」、「苦労したか」、ではなく、「このように考えて作りました」という発想、構想をもっと交流できたら、生徒たちの次の美術にもっとつながると私は考えています。
 そんな中で、地域の特産のタラコにこだわって考えた「タラコベンチでおにぎりを食べてもらいたい(もちろんタラコおにぎり)」というこだわりも聞けて、今回発表しなかったけれど、自分の中ではこだわっているポイントがたくさんあるんだなということもわかりました。地元のゆるキャラ、カールスくんや駒ヶ岳、海など、子供たちの発想は大人の予想をやっぱり超えます。
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 今回函館と渡島が協力して、開催することになった全道造形研。小中で4本の授業があったなか、小中各1本ずつの授業を渡島で担当していました。その1つを見ることができて良かったです。こういった連携もこれから益々重要になってくると思います。
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by nobuhiroshow | 2015-08-04 01:02 | 表現