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千歳の報告(その3) 基調報告1 とんでもないこと

千歳の報告(その3) 基調報告1 とんでもないこと_e0040515_214899.jpg 私は共同研究者をやって25年になります。機会があったら変遷をお話ししたい。今年25周年で昨日巷で新庄が引退していましたが、私も金の花が咲きましたので、共同研究者としては今年を最後にしたいと思っています。ホントにたくさんの事を学ばせて頂きました。これからの美術館の運営にもすごく役立つことですし、有意義な一時だったと思います。今回はそんな思いで進めたいと思います。言いにくい事ですが、具体的にどこの学校かは言えませんが、北海道の学校で自殺があった。それを行政が隠していた。これは何も北海道に限らず全国的な傾向です。今回の事件で大きく欠落していることに気づきませんか。その学校の学級に行って対話をしました。そこでとんでもないことに気づきました。あの子ども達を諫めた人がいない。子どもの心に懸命に涙して、いじめた子ども達に反省や、本気で声をかけたり、共に悩んだ人がいなかった。表面にふたをした子ども達。実態を封印しろと大人に言われている。教室の中で自殺した学級の子ども達が誰にも諫められていない。例えば学級で集団万引きがあったりしたとき。逆に子どもに涙して胸ぐらつかんで「どうしてそんなことやったんだ」という人がいない。今も同じ、自分は関係ないという気持ち。大人はマスコミ対策に追われ子ども達に目が向いていない。辞任に追いやられておしまい。しかし、本来的な部分は解決していない。これは特殊な地域の問題ではない。大人の責任は追及するけど、子ども達がどうなっているか目をやっている人がいない。今の教育の流れがそうなのではないか。
by nobuhiroshow | 2007-10-07 20:56 | 全道教研


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