9日に行われた研修センターの造形実技の講座。
今年度の研修内容は『デザイン』。
最初の講義(30分)も担当し、2年前に教育課程研究協議会のために作った資料を
手直しして、パワーポイントでプレゼンテーションしながら、
途中、対話式の鑑賞の模擬授業も織り交ぜて何とか30分間を乗り切る。
『ハートでアート』 心からの表現を
『みんな違ってみんないい』 自分にしかできない作品をつくろう
と生徒へと同じように話し、
最後にはこのブログや最近できたHPやBBSなどの話もして、
せっかくここに集まった縁をつなげていきましょう! とアピールして終わった。
ここからが実技の研修である。
最初は、中学時代の恩師である大久保先生からペーパーナイフの制作について
そして、私の担当である七宝焼きの制作について説明を行う。
制作ではあっという間に時間が流れ、2つの題材で時間が足りるだろうか? と
最初は思っていたのに、2本目のペーパーナイフに取りかかろうという人まで現れた。
昼食も「縁をつなげましょう」と逆に誘われてみんなでそばを食べに行ったりと
楽しい時間を過ごさせてもらった。
最後の作品制作の感想発表で一人一人の顔が充実した表情だったのが印象に残っている。
体調不良で参加できなかった人がいたので、今回の受講者は11名であったが、
その内訳は、中学校が4名。うち専科3名、もう1名は4教科ももっているという人であった。
小学校は7名。こちらには初任者研修の人もいたようである。
連続4年間この講座に参加していたが、その中でも人数が少なかったのは残念である。
実技研修は作品制作が中心となるので楽しいものにはなるのだが、
『デザイン』、『彫刻』、『絵画』の3つをローテーションで進める現状にも限界があるのでは
ないだろうか。
中学校では、表現と鑑賞。表現は絵画・彫刻とデザイン・工芸になる。
小学校では、造形遊びなんかもある。
思い切って、小中別開催でもいいのかなとも思う。