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上造研に行ってきました

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 10月10日に上富良野中学校で開催された第6回上川造形教育研究大会に参加してきました。

 上川造形教育研究会では、
五感を磨き、感性を豊かにする造形活動を求めて
〜教科書題材と五感を結ぶ実践の中から〜
という研究主題を研究を進めています。

 分科会の担当者の説明でも、
『春に確認したとおり、「五感」と「造形」との関わり、研究の視点4つをもとに進めている。五感と教科書を結びつけた題材づくり。一つ目はもっと指導書のねらいや教科書を良く読んで授業を行おう。その上で、二つ目は子どもの五感を磨いて感性を豊かにしていこう。五感についての重要性は、研究テーマの設定を読んで頂ければわかります。五感に働きかけながら、子どもの内側のエネルギーを使いながら進められないか。三つ目は五感で感じながら追求していく学習過程。四つ目としては指導と評価の一体化。作品の善し悪しだけで評価するのではなく、子どもの活動を見ていく。次の指導に生きていくように、教師側も見直していく。授業の中で全部の観点を実践していくことを難しいですが、今日の授業や報告も全部の視点を網羅してはいませんが、この点を考えながら話し合って行ければと思います。

 各領域の報告
表現部会:滝が平先生の授業で5回の検討を進めてきて今日に至りました。月に1回は研修会を開き、顔を合わせ、4回の指導案検討を行いました。12,3名の方が集まってここまできました。プレ研も行いましたが、今回は想像の世界ということでにじみからの世界で表現していこう。1と3の視点に関わる授業でした。成果と課題が沢山あると思いますので、ご意見を後ほどいただきたいと思います。

造形遊び部会:造形遊びについては6月から動き出しました。近くの先生方で2班で研究してきました。北の方は中学年の授業を、南の方は高学年をということで取り組んできました。つい先日2本の授業を行ってきました。天候にも左右されて最後、全員が授業を見ることはできませんでしたが、今回のように報告をすることはできました。

鑑賞部会:鑑賞部会は6月ぐらいから始まりました。最初は4名でスタートしました。中島先生の方から提案もありまして、旭川の市教研と共同で研究してきました。夏休み中も数回、2学期も数回。ようやく来週その成果を見せることができると思います。授業者の吉野先生から簡単に報告して頂きたいと思います。
吉野:「『最後の晩餐』の絵の中へ」ということです。最後の晩餐は今が旬ということで考えてみました。アメリア・アレナスの対話型の鑑賞をベースに上造研の五感を含めて行こうと考えています。ぜひ来週御覧ください。
鑑賞部会:昨年度の中島先生の『風神雷神図屏風』の鑑賞の成果をつなげながら、出会わせ方、身体の使い方、対話型も含めて進めていこうと考えています。12日昼から中島先生のプレ研も予定しています。

 以上のように、上川管内という南北に細長く距離のある地域ですが、盛んに研究している団体です。
 写真は、上富良野町から帰る途中で目にとまった十勝岳連邦。連休の低気圧で一気に雪化粧をしていました。
by nobuhiroshow | 2006-10-13 06:04 | 美術教育


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