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支部教研報告 その11 最後に一言

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 分科会の最後に司会の挨拶として、こんなことを話させてもらいました。

 今年は、作品を持ち寄っての部分が少なかったです。来年は基調報告のように『作品を通して変容する子どもたちの姿を語り合うことで、子どもたち一人一人の思いを向き合う場としたい。その上で教師自身が変容し、明日の子どもたちとのかかわりが変わってくるように、またこれからの実践に活力になればと願っている。』というようにしてほしいと思います。評価の問題については「絵を聴く」ことを通して考えていった方がいいです。作品だけでなく、最後にコメントを書いてもらったり、子どもたちに作品について聴いてみることが大切です。発表者Eのパッケージやいすのデザインにアイディアスケッチや、作品に対してのコメントなどもあれば、生徒の思いを教師も読み取りやすい。展示するときもそれらを工夫してみたら生徒同士でもお互いに理解しやすいと思います。またこのデザインの発表では経済や消費者という話がありましたが、限られた時数の中の図工・美術ですので、この小中学校で何を教えるべきなのか、売れるデザインよりは使用者である相手のことを考えた優しいデザインを考えさせることで、思いやりのある気持ちも育てられるのではないかと思います。商業デザインや売れるデザインは高校その先の専門的な美術教育でいいのではと思います。私たちは目の前の子どもたちを経済優先のお金だとか、売れることが全てのように考える子どもを育てるようにしたいのか、人に対する思いやりをもてるように育てたいのかと考えるべきだと思います。鑑賞のレポートはなかったですが、旭川は鑑賞に力を入れて取り組んでいます。来年旭川のある高校の美術が一つ減ると聞いています。また先日参加した胆振・室蘭地区の中学校美術教員も減ってきていました。やっぱり危機的状況は進んでいると思います。厳しい中ですがみなさんがんばっていきましょう。

 多少、補足していますがこんな感じだったと思います。記事についてはわかりやすくまとめたつもりですが、不明な点がありましたら、コメントなどで指摘していただきたいと思います。よろしくお願いします。
by nobuhiroshow | 2006-10-06 06:04 | 支部教研


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