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透明水彩の思い出

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 hakusukeさんの質問に答えるには自分のパレットを見てもらった方が早いので、この写真を見てください。
 絵の具は、ホルベインの透明水彩。パレットはホルベインのホーロー引き?かな。最初はパレット1枚で描いていましたが、色数が増えて今では2枚になっています。
 大学時代、油絵を専攻していましたが、美術教師になったら絶対教えることになる水彩画について学ぶ機会がなく、採用されて美術教師になったあともずっと不安でした。自分が小中学校で教わったことしかわかっていないからです。参考になるようにずいぶん本も買いました。一番決定的だったのが、中標津の前任校にいたとき、川崎市から着た芸大出の日本画の先生が水彩画教室を期間限定で開くという。これはチャンスと申し込んで一から水彩画を学びました。
 パレットに絵の具を出して固める使い方も初めて。色の下に油性ペンで色の名前を書いて分かるようにしたり、筆は面相筆、彩色筆、削用筆など日本画の筆で描いたりと、それまでデザインセットに入っているのでデザイン用だと思っていたので認識を新たにしました。
 仕事が忙しかったり、子どもが誕生したりという時期だったので、毎週通うことができない生徒でしたが、その教室が水彩画サークルとなって続きみっちりと水彩画を学ぶ事ができました。
 ちょっと思い返していましたが、hakusukeさん答えになっているでしょうか。ちなみにパレットの広い面に残っている絵の具も毎回このままで使っています。そうすると前回混色した色をそのまま使ったり、もう一度色作りするときの参考になるからです。

 「固めているのですが,溶けている気がするのです。」というのがよくわかりません。パレットで固めたあとパレットの中でいつの間にか溶けて絵の具が減っているということでしょうか? もしそんな状況であれば、初めて聞きましたので自分でも分かりません。
by nobuhiroshow | 2006-08-08 07:12 | 用具や素材


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