新しい文字のデザイン

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 中学1年生の1学期の題材です。ガイダンス、鉛筆でのグレースケール、幾何体デッサンに引き続いて取り組みました。まずはプリントによるレタリング練習。時間数の削減もあり、昔は明朝体、ゴシック体の両方を取り組んでいましたが、今ではゴシック体のみの練習。それも、漢字の「永」、ひらがな1文字、アルファベット1文字の合計3文字です。「永」のみ骨組みから肉付けを済ませた段階でチェックを入れてOKなら仕上げて鉛筆による塗りつぶしに入ります。ひらがな、アルファベットはそのまま仕上げてもらいます。
 そこまでで約1時間。時間のかかる生徒で1時間半程度です。昨年までは一文字のデザインとして15cmの正方形のケント紙に好きなひらがなやカタカナ、アルファベットを工夫してオリジナルの書体でレタリングしてもらいましたが、今年は2〜3文字として複数の文字のデザインにしてもらいました。見やすく美しく、工夫されたデザイン。15cm×25cmくらい?の長方形のケント紙にデザインします。縦も横もあり。黒ペン(マッキーなど)で縁取りして中を色鉛筆で着色して完成です。文字のかたちをメインにするために、1文字について色は2色までとします。これは昨年まで難色も色を使ってかたちに目がいかなかった生徒がいたことについての反省からです。
 まずは、好きな言葉を選んでもらいますが、この言葉がおもしろい。この子はこんな言葉を思い浮かべたのかという意外性もあります。そして1文字でなく複数の文字にしたことで統一性も考えてデザインする部分も増えてきました。定規、コンパス、テンプレートも用意して自由に使わせたので、特にテンプレートを駆使した作品も生まれました。
 時間数にして1.5時間ほど使いましたので、人によっては2〜3作品も仕上げる者もいました。授業の最後には全員の作品を黒板に貼り付けて、みんなで鑑賞します。
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 昔のような意味のレタリング学習ではなく、パソコンなどで使われているフォントをデザインしようというなげかけで取り組んでみました。3年生におけるポスターの制作でもパソコンで文字を打ち出し当てそれを拡大して転写したり、自分なりにアレンジして使用することの方が多くなっています。自分でオリジナルの文字をポスターに使う生徒は少数です。一時期レタリングの学習をしなくていいのではという意見を聞いたりしていましたが、自分の気に入る文字をフォントの中から選ぶ、あるいは作り出すという意味でまだまだレタリングの学習は取り組んでいくべきだと思っています。
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by nobuhiroshow | 2006-08-01 06:40 | 表現


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