こころってあったかいことに気づいた

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 3年生の抽象彫刻『こころのかたち』が完成して、改修された校舎の日当たりの良い廊下に展示した。
高麗石を彫って、抽象彫刻を制作する授業に取り組んで10年以上たつ。最初は勝手がわからなかったものの、糸のこで切断し、棒ヤスリで削り、木材用の彫刻刀で彫り、3Mのスポンジ研磨剤で丸め、缶の練ピカールで磨き、最後は手の平で磨く。手の平で磨くことを教えてくれたのは、生徒だった。その子の石は活きのいいイカ刺しのような輝きだった。
 今年も、そんな輝くこころの作品が出来上がった。その中のコメントに「こころってあったかいことに気づいた」生徒がいた。手の平で磨くと、摩擦で手の平が熱くなる。当然石も熱くなる。物理的な熱さに気づきつつ、そこまで頑張った自分の心の熱さにも気がついたのかもしれない。
 移動して1年目。生徒たちは先輩方が展示した見本を過去に見て経験もなく、イメージが掴みづらい中で、いろんなことを考えながら自分の考える「こころ」を作り上げた。
 作品を見ている先生に感想を尋ねると、「あの子たち、こんなこと考えていたんですね。」と語ってくれた。
 夢中になって取り組んだ思いは、やっぱり伝わるんだなとしみじみ感じた。
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by nobuhiroshow | 2016-03-03 02:20 | 表現


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