血液検査で要精検となったので、年休をとって病院で採血。昼からは前から見に行きたかった映画を見に行く。それが『
ALWAYS 三丁目の夕日』だ。
映画館でこんなに泣いたのは初めて。もう涙が止まらない。
昭和33年の東京。東京タワーが建設中の頃のお話。
昭和43年生まれの自分にとっても懐かしさを感じる。もの心ついた頃の家の前はまだ砂利道で、近所の空き地でどろんこになりながらよく遊んだものである。そう言えば顔も汚かった。
ケータイもパソコンもない。テレビゲームもなかった。そんな子ども時代を過ごしていたことを思い出した。
本当の豊かさとは何か。今なら何でも金さえあれば手に入る。そんな時代だけれども本当はそうじゃないんだよなと考えさせられた。
映画見ながらハンカチ握りしめ、こんなに泣いていいんだろうか、というぐらい泣けた。映画終わって思い出して泣きそうになる。家に帰ってHPの予告編を見てまた、メッセージボード見てまた涙する。今もまだHPの映画のBGMを聞きながら余韻に浸っている。
流した涙で心が洗われた。そんな気持ちにさせてくれる映画である。
心が温まる、自分の中でもとっても大切な一本になった。
いろんな人に見てもらいたい。つくづくそう思う。
これは家の窓から見える西御料の一丁目の夕日。
そっか、夕日は希望の象徴なんだ。