正式には中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリーという。
彫刻美術館が改修のため閉館しているため、駅にオープンした。
21日の11時のオープニングセレモニーが盛大に開かれ、始めて中を見る。
かなり広く、彫刻の数も多い。彫刻美術館の1階の展示室の面積と同程度かむしろこちらの方が広いかという感じ。天井も高いので開放感はこちらの方がある。
砂澤ビッキの巨大な『カムイミンタラ』を常設しており、普段目にしていなかった、加藤顕正の等身大の『人間』も展示している。
なかでも注目は、高村光太郎の『手』(台東区立朝倉彫塑館収蔵)が展示されていることである。5月25日までの特別展時である。これは必見である。
とにかく、JR駅に彫刻美術館があるということは意義が大きい。ふらっと彫刻を見て、市内の野外彫刻を見に行くこともできる。以前なら彫刻美術館を知らない人もいたが、これからはこのギャラリーをみんなが知ることになる。開館は10時30分より18時30分。入場無料。以前より時間も料金もそしてアクセスも格段によい。常設のみでなく、企画展も行うそうである。今後の展開が楽しみである。