日文の松本さんの御好意により附属中より、円山小学校まで送っていただく。
その他の札幌の方々にも心配していただき、北海道マラソンに引き続き、そのあたたかさに感謝です。
小学2年生の子どもたちがローラーにつけた自分の分身こころくんと一緒に、紙の上を旅しよう。自分の世界を表現しよう。という授業である。その紙がただの紙ではなく、幅1mぐらいで長さが何と10m以上。その紙が何と2本。子どもたち興奮するする。早くやりたいという気持ちを全身で表現する。
ローラーを持って、所定の位置に着いて宮田先生のかけ声のもと一斉にインクの元に急ぐ。裸足になり、全身を使ってゆっくりと線を引いていく子どもたち。ゆっくりと自分の世界を表現する子もいれば、大胆に他の友達の線の上まで色を重ねて積極的にコラボレーションしていく子もいる。イエロー、マゼンタ、ブルーの3色のインクで線の工夫だけでなく、ローラーへのインクの付け方で混色を工夫したり子どもたちはどんどんこころくんと新しい冒険をする。
途中気になった男の子。この赤いギザギザの線は花畑だそうである。
青い線で空ができ、クレヨンで家もつくる。
向かい側にいた男の子が、花畑に青い線をくっつけて「いい?」と聞くと「いいよ」と答えて二人の世界が共有される。
花畑の男の子が2階に見に行っている間に、向の男の子は空の青い線の合間に黄色の色をぶつけないように塗っていく。
時間を延長したものの、まだ子どもたちは満足することなく、「宮田先生の(終わる)時間です」の声に「えー」、「やだー」と声を揃える。
そんな授業って羨ましいと思いながら、「次回もやります」と言う先生の説明で子どもたちも納得する。
授業後半に2階で見てみようと子どもたちが上にいく時、自分のこころくんを忘れた女の子が思わず引き返して「こころ、持たないと」といいながら走っていったのが印象的でした。それほど迄に自分と同化しているこころくん。次の旅が終わったときには、このロール紙がこの場に吊るされてみんなで見ることができる。きっと素晴らしい景色が見えることでしょう。